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政策レポート【政策提言】COP15での合意を

世界中の参加者の9割が、特筆すべき意見の一致を反映する形 で、COP15において、新たな、拘束力のある対策への合意を得る ことを自国のCOP15代表団に対して求めています。

会議結果から
  • 世界中の91%の参加者が、COP15で新たな対策に合意することは急務であると答えています。
  • 反対に、新しい対策の合意はCOP15の後まで待っても構わない、と考える参加者はわずか7%です。国際的な合意を求めないのはわずか1%です。
  • 世界中を見渡してみると、この傾向は、国別の所得水準に関係なくかなり一定しています。全38カ国中36の国々で、80%以上の参加者が、COP15において合意を得ることが急務であるという点で意見が一致しています。これには例外が2カ国だけ例外があります。一つの国はロシアです。ロシアでは、3分の2(67%)が「合意はCOP15ですぐになされるべきだ」と答えていますが、一方で28%の人は「合意は重要だが、2、3年後でもよい」と答えています。もう一つの国は中国です。51%がCOP15での合意が必要であると答え、11%が「2、3年後でもよい」、29%が「わからない/答えたくない」と回答しています。
考察

 WWViewsの参加者は、COP15において早急に合意を得るべきであるという意見を、国を越えて力強く表明しています。これは、COP15に参加する交渉者への強力なメッセージです。一部の主要国のリーダーが、COP15を数カ月先に控えて、この点に関して曖昧な立場を取り続けているのとは対照的です。

 COP15での合意成立に対して、世界中のWWViews参加者による圧倒的な支持があることは、「新たな対策が合意された場合、自国の政治家が署名すべきである」と考える人が世界全体で90%に上っていることからも分かります。この点でも、参加者の回答は国を越えて、かなり一貫しています。ほとんど全ての国で、3分の2以上の参加者が、自分の国の政治家が新しい合意に署名することを支持しています。

 地球温暖化の影響に対して参加者がどの程度不安に思っているかは、国ごとにかなり違いがあります。それにもかかわらず、COP15において緊急に新たな合意を得るべきであるという点で、国を越えた意見の一致が明確に見られます。これも特筆すべき点です。

南アフリカ
南アフリカ共和国
南アフリカ共和国 »セッション結果
さあ、未来の子供たちのために地球温暖化に対する行動を起こしましょう。地球温暖化を緊急の優先事項としなければなりません。

デンマーク
デンマーク
デンマーク »セッション結果
すぐに温室効果ガスの削減を。全ての国に温室効果ガス削減を認めさせましょう。

カナダ
カナダ
カナダ »セッション結果
具体的、測定可能、達成可能、現実的で、かつ期間を特定した目標を持って、今後の環境変化への対策について合意すること、ならびに説明責任システムによって促進された技術資源および経済資源の公正な使用を提言します。

インドネシア(ジャカルタ) »セッション結果
世界の市民が気候変動問題に取り組むために、しっかりとした、公正で透明なシステムを作り上げる必要があります。

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