2009年12月に、デンマーク・コペンハーゲンにおいて「COP15(気候変動枠組条約締約国会議)」が開催されます。この会議は、1997年に議決された「京都議定書」の次の枠組みを決めるという重要な役割を持ちます。
このCOP15に対して、世界市民の観点で、今後の地球温暖化問題に対して取り組むべき課題を提示するために、世界の国と地域で、同じ日に、同じ情報資料に基づき、同じ問いについて、同じ手法を用いて議論する地球温暖化問題に関する世界市民会議(WWViews)が開催されます。
日本では、「World Wide Views in Japan 実行委員会」が主体となって、京都議定書採択の地「京都」にて開催します。
■開催日 2009年9月26日(土)【世界同日開催】
■開催場所 京都市勧業館みやこめっせ(京都市左京区・Google Map)
⇒http://www.miyakomesse.jp/
■どのような市民が参加するのか
- 地球温暖化問題について、専門的な知識や関心を持たない「ふつうの」人々にご参加いただきます。むしろ、地球温暖化問題に専門的な知識や関心をもつ人々(※)は、対象とはしません。
- 地域、性別や年齢等を考慮して、日本全国から100人の市民の方にお集まりいただきます。
- リクルーティングの専門機関に参加者の募集を依頼します。一般公募方式による募集は行わない予定です。
※環境問題の専門家、行政機関や企業等で環境問題を担当している方々、環境問題に関する
NPOやNGOで活動している方など
■何を行うのか
- 世界の国と地域で、同じ日に、同じ情報資料に基づき、同じ問いについて、同じ手法を用いて議論を行います。
- WWViews は、(1) テーマ別セッション(グループセッション)と (2) 提言セッションの2つから構成されます。
- テーマ別セッションでは、7〜10人のグループ毎に、いくつかのテーマについて議論を行い、その上でいくつかの問いに対して投票を行います。投票結果は、参加国の時差に応じて、順次webを通じて公開されます。
- 提言セッションでは、参加者全員で、COP15 交渉担当者に向けたメッセージを作成します。WWViews 終了後、45の国と地域の提言が web を通じて公開されます。
■これまでの経緯
2008年夏〜 |
インターネットを通じて、情報提供資料およびWWViews実施方法の検討を開始(情報提供資料ver.1、質問項目ver.2、WWViews実施方法ver.3が完成。検討を継続中)。 |
2009.03.07 |
幹事国(日本はアジアの幹事国)において、情報提供資料や手法の妥当性を検証するためのフォーカスグループインタビューを実施。 |
2009.03.22 |
45の国と地域で同時にプレスリリース。 |
2009.03.23 |
コペンハーゲンのデンマーク国会において、国会議員で環境委員会委員長のステン・ガーデ氏が、各国の実施担当者、参加国の大使、国会議員、内外のメディアを招くという形でセレモニーを開催。 |
2009.03.23-25 |
プロジェクトセミナー実施。本番の会議の模擬セッションを開催すると同時に、会議手法や情報提供資料、その他WWViewsの運営全般について討議。 |
■参加者の募集について
- WWViewsについては、一般公募方式による募集は行わない予定です。
- その他の参加方法(当日の傍聴等)については、他参加国との調整を含め、現在検討中です。詳細が決定次第、ホームページより告知して行きます。