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DBT(Danish Board of Technology)とは

デンマーク技術委員会(Danish Board of Technology)は、テクノロジーアセスメント及び技術予測を実施し、デンマーク及びEUの議会の政治的意思決定者に対してアドバイスをするための独立機関です。運営資金はデンマークの公的資金によって賄われています。

DBTの特徴は、科学技術と社会の問題に関する双方向プロセスの実現にあり、市民参加型の協議の実施やステークホルダーの巻き込み、様々な専門的内容を分野横断型で取りまとめるための多様な方法論を開発しています。

DBTは過去にいくつかの国家横断型の市民参加型協議(European Awareness Scenario Workshops(※1)、PRISE interview meetings(※2)、Meetings-of-minds)に参加していますが、そこで用いられた方法論はDBTが開発したものが基礎となっています。

特にDBTが開発した手法の中で有名なものは「コンセンサス会議」です。国内では、World Wide Views in Japan実行委員長である小林傳司や若松征男(東京電機大学)によって、遺伝子治療、情報技術、遺伝子組換え作物等をテーマとしたコンセンサス会議が実施されています。また、地方自治体では、北海道が北海道大学CoSTEPの協力のもとで、遺伝子組換え作物の栽培に関するコンセンサス会議を実施しています。

※1)1993年から、欧州委員会では、第13総局の価値/革新プログラム(Value/Innovation Program)のもとで、「持続可能な都市生活」をテーマにシナリオ・ワークショップを推進しており、欧州連合(EU)加盟各国で実施されている。下記のWebサイトで、詳細な実施マニュアル(クック・ブック)が作成・公開されている。

※2)出典:http://www.jnes.go.jp/tokushu/taiwa3/keyword03.html
EU が取り組んだ市民参加型討議で、安全保障と個人の自由のバランスを探る試み。
PRISE は privacy と security の組合せ。
http://prise.oeaw.ac.at/docs/PRISE_Presentation_English-v1.01.pdf

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